ー確かに、顔もスタイルもピカイチですもんね。その後進路はどうなったんですか?!
美容院の内定先に就職しましたよ。でもその頃にはありがたいことにSNSやテレビを通してのファンや応援してくれ方がいて、俳優やってほしいとか、芸能界入ってほしいって言う声をたくさんいただいて、結局美容院を2週間で速攻辞めて芸能界に入りました。
ドラマ、CM、ポスター、看板、ランウェイモデル、いろいろ経験させてもらいました。
芸能活動を始めて3年が経った頃に、コロナが流行り出して仕事が減ったんです。で、疫病に弱い仕事はどうかなと思って芸能界から引退しました。
ーそんなにあっさり辞めちゃったんですね?! それからホストになったのでしょうか?
いえ、スワロフスキーのデザイナーになりました(笑) それも本当にたまたまのご縁だったんですけど。
銀座に、芸能人の卵みたいな人たちが働くカフェがありまして、僕もそこでバイトしてたんです。
ある日、全身黒タキシードに赤い薔薇を胸のところに一輪刺した集団がいきなり来まして。
みんな怖いから接客したがらないじゃないですか。で、僕がそこの名物のカフェオレを高いとこから入れるパフォーマンスをやったんですよ。
すごく喜んでくださって、帰り際に一人の方から名刺を渡されました! そこにスワロフスキー◯◯代目党首って書かれてたんですよ。「君のパフォーマンス力に惹かれたから、一度僕の会社見に来て」って言われました。
ーめちゃくちゃ大手のジュエリーショップですよね!? 直々オファーなんてあるんですね。
最初は営業で入ったんです。ただ僕、発想力に自信があって営業しながら商品展開について、いろいろ提案してたんです。そしたら、デザイナーの事業部に異動になりました。それで、スワロフスキーの僕の考えたデザインが街中で売れるようになって、主任までやらせてもらいました。